本棚の片隅で~喜怒哀楽感想文~

オススメの本を感情別に分類しています。感想自体は短め。

【ネタバレ有り】軽やかに読み進めて、最後の最後で胸を打たれる|『さよならの代わりに』貫井徳郎

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コミカルの中に込められた切なさ。

ぎちぎちのミステリーではないし、恋愛のロマンスもない。そこに描かれたのはミステリーではなく、「人間」の物語。

新條さんや圭織さんよりも名倉に人間味を感じてしまいました……激情?狂気?それは愛なのか?と。

最後、和希はきっと祐里に再会することはできないと思います。悲しくて、変えられなくて、「無意味」なのに、何も残らないわけではない。私はこの物語の最後を、そう読み解きました。