本棚の片隅で~喜怒哀楽感想文~

オススメの本を感情別に分類しています。感想自体は短め。

魂を震わせたいとき

失った夏が、いま甦る|『夏をなくした少年たち』生馬直樹

夏をなくした少年たち [ 生馬 直樹 ] とても良かった……とてもとても胸に迫るお話でした。 あの夏の日の少年たちの姿が、そっと空に浮かぶ。 今はもう届かない、置いてきてしまった、だけどやっと手を伸ばせる。 その感覚を引き出してもらえただけで、感無量…

【ネタバレ有り】『天使のナイフ』薬丸岳

天使のナイフ (講談社文庫) [ 薬丸岳 ]価格:720円(税込、送料無料) (2018/8/11時点) 素晴らしすぎて……素晴らしすぎて言葉にできません。 これがデビュー作だと?凄すぎる。 クライマックスはとにかく一気読み! いくつもの罪が交錯していくラストは圧巻…

『刑事の怒り』薬丸岳

刑事の怒り [ 薬丸 岳 ]価格:1620円(税込、送料無料) (2018/8/11時点) 短編集ですが、どれも……どれも凄く胸に迫りました。 ミステリーとして以上に、犯罪にまつわる人間を描いた小説として素晴らしい。 薬丸さんの殺人を美化しないスタンスは徹底してるな…

『みかづき』森絵都

みかづき [ 森 絵都 ]価格:1998円(税込、送料無料) (2018/8/11時点) 作中で多くの教育問題が取り上げられているため、そういった面でも勉強になりました。 森さんらしいユーモアも有り。宿命の血は熱い。 ついては離れ、離れてもまた繋がる家族の姿も読み…

どうかどうか、願いが届きますように|『透明カメレオン』道尾秀介

透明カメレオン [ 道尾秀介 ]価格:1836円(税込、送料無料) (2018/8/11時点) わーい明るいサイドの道尾さんだ!と楽しく読み進めていたら、最後の最後で滂沱の雨が降りました。本当に泣いた。 弱いのは良いことだという言葉に打ち震える。悲しい真実に、た…

【ネタバレ有り】加賀恭一郎・日本橋シリーズ最終作!|『祈りの幕が下りる時』東野圭吾

祈りの幕が下りる時 [ 東野圭吾 ]価格:1836円(税込、送料無料) (2018/8/11時点) 日本橋署でのラストを飾るに相応しい作品でした。 かの『容疑者Xの献身』を思わせるような身の挺し方。ワタベの正体は一体誰なのか――トリックにも、胸を締め付ける感情を引き…

『光圀伝』冲方丁

光圀伝 [ 冲方丁 ]価格:2052円(税込、送料無料) (2018/8/10時点) 前作『天地明察』では師と呼ぶべき人々が印象に残りましたが、今回は夢を共に追い求めた朋友の存在に心を打たれました。 誰もが義を全うしようと生き、生き抜いていく。それでいて、後世に…

『天地明察』冲方丁

天地明察 [ 冲方丁 ]価格:1944円(税込、送料無料) (2018/8/10時点) 何をすべきで、何を残すことができるのか。 己を研鑽すること。天地の広大さ。行政のあり方。人生は積み重なっていくのだということ。 素晴らしい“師”と呼べる人物が、何人も出てきます。…

『彼女は存在しない』浦賀和宏

彼女は存在しない (幻冬舎文庫) [ 浦賀和宏 ]価格:740円(税込、送料無料) (2018/7/9時点) 描写はえぐいのに、ラストでは愛おしさが込み上げてくるのが不思議です。 それにしても悲劇だ…。

【ネタバレ有り】それはきっと、誰もが追い求めるもの。彼女は幸せだったのか、何を手に入れたのか?|『きわこのこと』まさきとしか

きわこのこと [ まさきとしか ]価格:1620円(税込、送料無料) (2018/3/6時点) 凄い本を読んでしまった。 過去へと遡っていく形で少しずつ語られていく貴和子の姿。触れそうで触れられないその輪郭。いよいよ触れられるかと思った刹那、彼女は殺されてしまい…

ライトかと思いきやとびきりの熱量と悲しさに願わずにはいられない|『おまえのすべてが燃え上がる』竹宮ゆゆこ

おまえのすべてが燃え上がる (新潮文庫) [ 竹宮 ゆゆこ ]価格:637円(税込、送料無料) (2018/1/8時点) すごく良かった……今までに読んだ竹宮作品の中で一番好きです。 何度でも言うけど、母娘の呪縛は女性作家にとって永遠のテーマなのですね。 睦月の正体…

魂を震わせたいときのオススメ本

容疑者Xの献身 [ 東野圭吾 ] 子どもたちは夜と遊ぶ(上) (講談社文庫) [ 辻村深月 ] V.T.R. (講談社文庫) [ 辻村深月 ] 重力ピエロ (新潮文庫) [ 伊坂幸太郎 ] 青の炎 (角川文庫) [ 貴志祐介 ] ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (講談社文庫) [ 辻村…